マウントゴックス事件とは一体何だったのか?

2014年に「ビットコイン」と言う名前が様々なニュース報道され「ビットコイン=危険」と思わせるような印象を植え付ける事件がありました。

その名もマウントゴックス事件

きっと投資に興味を持っていた人ならばこのニュースを見たはずです。

マウントゴックス事件とは一体何だったのでしょうか?
ビットコインのシステムを揺るがす事件だったのでしょうか?

2014年2月24日、マウントゴックスが破綻

2014年2月24日に、当時世界最大のビットコイン取引所として君臨していた東京都・渋谷に拠点を構える「マウントゴックス」が経営破たんを発表して、突如取引を停止しました。

世界最大のビットコイン取引所が破綻ですから、大きなニュースになりました。

破綻の理由は、約75万ビットコイン(当時のレートで約114億円)と現金28億円が奪われたからです。マウントゴックスによると、外部からのサイバー攻撃によるものとされました。

 

しかし、調査が進むと実はマウントゴックス社による業務上横領だったことが分かりました。

具体的にはフランス人経営者のマルク・カプレスCEOが取引所のデータを不正に書き換えて、自分名義の口座の残高を水増ししていたのです。更にはビットコインを買うために顧客が振り込んだ現金すら私的に利用していました。

盗んだ資金の大半は、マルク・カプレスの会社の運転資金に利用していたとのこと。

この結果、2015年8月1日にマルク・カプレスは私電磁的記録不正作出・同供用の容疑で逮捕されました。

マウントゴックス事件後のビットコインのレートは?

2014年2月のマウントゴックス事件を受けて、ビットコインのレートは1ビットコインあたり581ドルから558ドルまで下落しました。
しかしその後、すぐに高値を更新して600ドルを突破しました。

この理由は、事件の中身が明らかになるにつれてマウントゴックス事件は「ビットコインそのもの」の脆弱性が見つかったわけではないと判断されたからです。

そもそも、マウントゴックス事件は、経営者側のずさんなビットコインの管理と資金管理によるものであって、ビットコインの仕組みそのものが悪かったわけではないのです。

世界中にたくさん存在するビットコイン取引所の一つが不正をしていた。
これだけの事ですから。

トヨタの株式を証券会社が不正に取引したからと言ってトヨタ自体の価値が下がるわけではありませんし、とある銀行が顧客のお金を横領したからと言ってお金の価値が下がるわけではありません。
マウントゴックス事件はこれと同じなのです。

しかし、当時のマスコミは「やっぱりビットコインは得体のしれないもの」、「危険な存在」と報道したため、一般に人にとってはビットコインが破綻したというイメージをもたれることが少なくありませんでした。

他の取引所でのトラブル

取引所で顧客のビットコインが盗難にあったケースは他にもあります。

2016年8月に香港の取引所であるBitfinex(ビットフィネックス)がハッキングに合い、約12万ビットコインが盗難されました。

このニュースを受けてビットコインレートは600ドルから480ドルまで下落。

ビットフィネックスの事件も、取引所の管理の問題という事でビットコインレートはその後上げていきましたが、ビットコインそのものの脆弱性を突くのではなく、取引所のシステムの脆弱性を突くハッキングはあるようです。

信頼できる取引所を選ぼう!

以上のように、マウントゴックス事件も他のトラブルも、ビットコインのシステムそのものに不備があったわけではなく、取引所の盲点を突いたトラブルでした。

現在ではこのようなトラブルが無いように取引所の多くで社内の法整備が進み、顧客のビットコインはオフラインで管理し、顧客のお金は他の信託銀行に預けているところが大半です。

今後は更に取引所のシステムやルールも堅牢になりますので、トラブルは減少するものだと考えられます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA