イーサリアムで発生したフラッシュクラッシュとは?

2017年6月21日に、アメリカの仮想通貨取引所であるGDAXにてビットコインに次ぐ第2位の仮想通貨であるイーサリアムが大暴落しました。

その暴落は凄まじく、価格は瞬間的にとは言え317.81ドルから10セント(0.1ドル)にまで下げました。つまり、イーサリアムの価値が99%以上も減じてしまったのです!

上の画像を見ていただければすぐにレートは戻ったことが分かるかと思いますが、レートは瞬間的に大きく下げたものの、すぐに戻しています。

このような瞬間的に一気に暴落することを「フラッシュクラッシュ」と呼びます。

フラッシュクラッシュとは?

「フラッシュクラッシュ」で有名なエピソードは2010年の5月6日に発生したダウ平均の暴落です。この時はわずか数分で1000ドル近く暴落しました。

通常、これだけの動きがある場合は何らかの明確な原因があるものです。
しかし、その後の調査でも「これ」と言った原因が見当たらず、「アルゴリズムトレードが原因」「発注ミスが原因」など様々な原因が推測されました。

この結果、アメリカの株式市場は大きく荒れ、更には外国為替市場にも飛び火し、ドルが暴落しました。
私はFXトレードを主にやっていますので、この時の動き方は克明に覚えています。

 

また、明確な要因のあるフラッシュクラッシュとしましては、2015年1月に発生したスイスフランショックが挙げられます。

これは、スイス中銀がそれまでユーロに対してスイスフラン安になるように介入することを止めた事が原因です。
下のチャートがスイスフランショック時の値動きですが、とんでもない動きをしたことが分かるかと思います。

イーサリアムのフラッシュクラッシュはなぜ起きた?

GDAXのイーサリアムのフラッシュクラッシュの原因は3000万ドル相当のイーサリアムを売る注文が入ったからだそうです。

この注文を受けてイーサリアムの価格は暴落。
更には他の保有者のストップロス注文まで巻き込んだ結果、瞬間的にはと言え10セントまで値を下げてしまったのです。

仮想通貨は数多く存在しますが、それでも発行量や時価総額、そして流通量は中央銀行の発行する通貨には遠く及びません。

しかも仮想通貨の取引所は世界中に無数にあり、それらのレートは取引所内の需給に基づいて決定されますので、一つの取引所に大量の注文が入ると瞬間的にとは言えレートが極端に動きやすくなります。

その結果、イーサリアムクラッシュが発生したのでしょう。

レートは翌日に戻りはしたものの、途中で損切りをしてしまった人たちはいたたまれない気持ちだった事でしょう。

まだまだ未成熟な仮想通貨市場ではこのようなリスクもあります。
ご注意ください。

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