なぜビットコインは価値を持つのか?その理由をご説明します。

9月に暴落したビットコインですが、10月半ばより大きく値を上げて65万円を超えたビットコイン。現状としては正に多くの人が認める通り「バブル」状態です。

しかし、バブルとは言えビットコインが何らかの価値があるからこそ、人は「欲しい」と思って需要が高まり、価格が上昇しているのです。

バブルはいつかは弾けるものですが、ビットコインバブルが弾けたとしても、価値がゼロになる可能性はかなり低いのではないかと思います。

ではビットコインの価値とは一体何でしょうか?

すべては信用

お金の価値は、信用で成り立っています。

例えば1万円札。
1万円札は単なる紙切れですが、日本の中央銀行である日銀がお墨付きを与えた「日本銀行券」であり、それを利用すればお店で商品やサービスを購入することができます。他にも納税できたり、企業の株式を購入し、株主になることも出来ます。

このように、お金はそれ自体に価値があるわけではなく、他の何らかと交換できる「信用」や「裏付け」があるからこそ人は「価値がある」と判断し流通するのです。

ビットコインなどの仮想通貨も、お店で商品を購入したりサービスを受けられますし、円やドルなどの通貨と交換することが出来ます。これが信用につながる一つの要因です。

これ以外にもビットコインがお金として信用される要因を挙げていきましょう。

ブロックチェーンと言う技術

ビットコインを始めとした多くの仮想通貨では「ブロックチェーン」の技術が採用されています。
これは、利用者の取引を複数のマイナーが承認することで正当性を担保し、更にはその情報を誰もが共有できるようにすることで改ざん出来ないようにする仕組みになっています。

一度ブロックとして繋がれてしまった取引情報は後になってからは絶対に変更できません。
この「絶対に変更できない」という仕組みこそがビットコインに対する信頼を生み、信用につながるのです。

お金を管理する中央銀行が存在しない

通常、通貨は国家の中央銀行が需給のバランス見ながら発行量等を管理しています。
日本なら日銀、アメリカならFRB、EUならECBなどが中央銀行としてその役割を果たします。

しかし、ビットコインには発行主体も国籍もありません。
通常の通貨は、国の運営方針や考えによって大きな影響を受けますが、ビットコインは誰の指示も受けず予め決められた額のビットコインを発行するだけです。

このように、ビットコインの発行に関して「誰の指示や影響も受けない」と言う点が信用に繋がります。お金の発行と言うものは特定の人や企業や団体の圧力や思惑の影響を受ける・・・ことも少なくありません。

本来ならば信用される元となる中央銀行が信用できない人たちにとっては、発行主体のいないビットコインこそが「信用たる」通貨に見えるのです。

有限である

ビットコインはデジタルデータながらも2100万BTCが発行上限となっています。

2017年の9月末の時点で約1660万BTCが既に採掘されており、残りは2140年までの間に徐々に採掘されていく事になります。

一般的な法定通貨は、政府の発行する国債を中央銀行が買い取ることで無限に発行することが出来ますが、ビットコインは限りがあるのです。限りがあるという事は希少性が生まれます。

この特性から、ビットコインは金と似たような立場にもなるのです。

フォークによって新たな価値を生み出す

2017年の10月17日現在、ビットコインが買われている一番の理由がコレです。

ビットコインは中央銀行の存在しない民主的な通貨です。
コア開発者やデベロッパー、マイナーなどが今後の運営方針について話し合いながら様々なことを決めていきます。

しかし、複数の人や団体が絡むと必ず利権が生じ、運営方針が一つにまとまらないことがあります。法定通貨のような中央集権的な通貨であれば、偉い人が「こうしなさい!」と言えば下は従わないといけないのですが、民主的な通貨であるビットコインは、意見が分かれてしまうとビットコイン自体が分裂してしまうのです。

記憶に新しいのが2017年8月のハードフォーク。
ビットコインのスケーラビリティ問題が発端で、今後どうするかで意見が分かれた結果、ビットコインとは別にビットコインキャッシュが誕生しました。

この時予想外の出来事が起きました。
ビットコインが分裂しても価値は下がらず、新たに生まれたビットコインキャッシュにもしっかりと価値が生まれたのです!
通常ならば、ビットコインの価値が暴落してもおかしくないのにもかかわらず・・・。です。

これを機に「フォークしても損はしない」という風潮が生まれました。
現在は10月25日と11月中旬に新たなハードフォークが予定されています。
次回のフォークでも、ビットコインの保有者は新たにフォークした仮想通貨も得ることが出来ます。これが原因で、ビットコインの価格が高騰しているのです。

フォークによって新たな価値が生じる」、と言うのはビットコインが有限であることと明らかに矛盾します。長期的に見れば、ビットコインの価値を下げる要因になるのは間違いないと思われますが、今はバブル。

狂気の最中ですので、それ以上に「ビットコイン」と名のつく仮想通貨に価値が生まれてしまうのです。

まとめ

以上、ビットコインが価値を持つ理由についてまとめてみました。
基本的には、「管理者がいなくても改ざんされず、有限であること」が価値を持つ理由です。

それに加えて現在はバブルなりの理由もあって更に価値が高まっている状況と言えるでしょう。