昨日の記事で解説したビットコインの分裂問題ですが、
今回の件を重大と受け止めた日本仮想通貨事業者協会(JCBA)が、7月18日に、8月1日より取引の一部を一時停止することを発表しました。
仮想通貨の交換業者らでつくる日本仮想通貨事業者協会(JCBA)は18日、各取引所で仮想通貨の一種である「ビットコイン」の受け入れや引き出しの受付を8月1日から一時停止すると発表した。停止を決めたのは、協会に加盟する「ビットバンク」など13社。取引再開の日時は現時点では未定としている。
ビットコインをめぐっては、8月1日に事業者が利用している規格が複数に分裂する可能性が高まっており、取引や利用者に影響する恐れがある。
同協会が今回のような対応を取るのは初めてで、顧客資産の保全を優先するためと説明している。
ソース:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170718-00000581-san-bus_all
これはなかなか大きな話題になっています。
取引所もあらかじめパニックを避けたいというのが本音だとは思いますが、インパクトありますよね。
日本仮想通貨事業者協会に登録する業者は以下の通りです。
- ビットバンク株式会社
- 株式会社ビットポイントジャパン
- QUOINE株式会社
- 株式会社フィスコ仮想通貨取引所
- コインチェック株式会社
- BTCボックス株式会社
- テックビューロ株式会社
- GMO-Z.comコイン株式会社
- 株式会社CAMPFIRE
- ビットトレード株式会社
- バイクリメンツ株式会社
- 株式会社東京ビットコイン取引所
- みんなのビットコイン株式会社
ビットコイントレードをしている方のほとんどがこれらのうちどれかの口座は持っていると思います。
現在ビットコインを保有している方は、とりあえずは最悪の事を考えて日本円にしておいた方が良いのではないかと私は思います。もちろん上手くいけば更に大きな利益は望めますが、それと同じくらい、いやそれ以上のリスクはあります。
投資は1回の取引で大きな利益を期待するものではなく、まずはリスクを確実に抑えた上で、何度も取引して利益を出していくものですから。
ビットコインのレートはどうなっている?
7月19日現在は、ビットコインのレートは25万円台と少し前に付けた安値である21万円台からは大きく反発しています。

ビットコイン円の日足チャートからは、以下の情報が読み取れます。
- 5月中盤から大きく上昇して高値を更新した
- その後は三角保合いを形成し、30万円弱をウロウロしていた。
- 分裂リスクから三角保合いを割り込み、下に下にブレイク。
- 現在は戻してきているが、保合いのトレンドラインを明確には超えられない。
チャートの右端を見る限りでは、トレンドラインで戻り売りが入ってきている状態です。
セオリー通りなら、サポートがレジスタンスに変わってきていることになりますから、再度売られることが予想されますね。
このようにビットコインのチャートを見ると、ローソク足の動き自体はかなり荒削りではあるものの、一般的なチャート分析も通用することが分かりますね。
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